自然な印象で髪のボリュームを増やすには?増毛の選び方と注意点


増毛、という言葉を聞かれたことはあるかと思います。薄毛にお悩みの方が、文字通り「毛を増やすため」の施術です。

育毛や発毛とは異なり、元々ある髪の毛に人工毛を結びつけたり人工毛を生やしているシートを頭皮に貼り付けたりして髪にボリュームを生み出させる方法です。

しかし、増毛にもメリットがあればデメリットもあり、お手入れも必要になってきます。
今回は増毛について、方法やメンテナンス、種類も含めてご紹介します。


この記事はこんな方におすすめ

  • 髪のボリュームが減ってきたと感じている

  • 自然に見える増毛方法を探している

  • メンテナンスや費用感が気になる

  • 増毛と育毛・植毛の違いを知りたい


目次

  1. 増毛とは?育毛・植毛との違いとメリット・デメリット

  2. 自然に髪を増やす方法はある?

  3. 人工的な増毛方法にはどんな種類があるの?

  4. 増毛後のお手入れ方法

  5. まとめ


1.増毛とは?育毛・植毛との違いとメリット・デメリット


「増毛」は文字通り、“髪のボリュームを増やす”方法です。似たような言葉に「育毛・発毛」「植毛」がありますが、それぞれの違いは以下の通りです。

  • 育毛・発毛:今ある髪を太く育てたり、休眠中の毛根を活性化させて自分の髪を生やす方法

  • 植毛:頭皮に髪を植え込む外科的な医療行為

  • 増毛:人工毛や自毛を使い、今ある髪にボリュームを出す方法(結ぶ・貼る・振りかけるなど)

 

◉増毛のメリット

  • カツラより自然な仕上がり

  • 植毛より手軽でコストも抑えられる

  • 当日から見た目に変化がある

  • 毛量の調整がしやすい

  • スポーツやシャンプーもOK(方法による)

  • 日常生活に支障が少ない

特に「自然な見た目」「即効性」「生活へのなじみやすさ」は、増毛ならではの魅力です。
 

◉増毛のデメリット

  • 定期的なメンテナンスが必要(月1程度)

  • 手入れに手間がかかる

  • 自毛や頭皮に負担がかかる場合も

  • 自毛が極端に少ないと施術できないことも

増毛は、今ある髪をベースに行うため、ある程度の自毛が必要です。また、自然な仕上がりを保つには、定期的なメンテナンスや付け替えが必要となります。


2.自然に髪を増やす方法はある?


「自然に増毛したい」という方も多いですが、実は“自然に増やす増毛”という方法は存在しません。
そもそも「増毛」は人工的に髪のボリュームを出す施術であり、自然な発毛を促すものではないからです。

とはいえ、「発毛」や「育毛」と呼ばれる方法で、自分自身の髪を自然に育てることは可能です。
専門のクリニックやサロンでは、生活習慣の見直しや頭皮環境を整えるプログラムなど、発毛・育毛を目的としたコースが提供されています。

また、「自然な見た目で増毛したい」というニーズに応えるために、少しずつ髪を増やしていく増毛プランを採用している専門サロンもあります。
一度に大きく変えるのではなく、段階的にボリュームをアップすることで“周囲に気づかれにくい自然な仕上がり”を目指せます。


3.人工的な増毛方法にはどんな種類があるの?


人工的に髪を増やす方法は、大きく分けて以下の5つがあります。それぞれに特徴があるので、目的や髪の状態に合わせて選ぶことが大切です。

1. 結毛法(けつもうほう)

自毛1本に対して人工毛を数本結びつけて、ボリュームを出す方法です。
主に生え際や分け目が気になる方におすすめ。
自然な仕上がりで通気性も良く、シャンプーや日常生活にも対応できます。ただし、自毛が伸びると結び目が持ち上がるため、月1〜2回のメンテナンスが必要です。


2. 編み込み法

人工毛を土台の糸ごと、自毛に編み込む方法です。
頭頂部のボリュームが気になる方に向いており、水や汗にも強いのが特徴。
頭皮への負担も少なく、スポーツやシャワーにも対応できますが、月1回程度の調整が必要です。


3. 金具法(ピン式ウィッグ)

ピンやクリップで人工毛を固定する方法で、いわゆる部分カツラに近い形です。
着脱ができてシャンプーも楽にできますが、ズレたり外れたりしやすい点がデメリット。
通気性が悪く、使い続けると買い替えが必要になる場合もあります。


4. 接着法(密着法)

人工毛がついたシートを頭皮に貼り付ける方法。
自毛がほとんどない部分にも対応できるのが特徴で、水や汗に強く日常生活に支障が出にくい点がメリット。
ただし、頭皮を覆う形状のため通気性が低く蒸れやすいこと、月1回程度の貼り替えメンテナンスが必要な点には注意が必要です。


5. 増毛スプレー・パウダー

繊維や粉を髪に振りかけて、見た目のボリュームを手軽にアップする方法です。
自宅で簡単にできるのが最大の魅力。ただし、汗や水に弱く、毎日使う必要があるため、長時間の外出や運動時には注意が必要です。

それぞれの方法にメリット・デメリットがあります。髪の状態やライフスタイル、予算などに応じて、自分に合った方法を選ぶためにも、まずは専門家に相談してみるのがおすすめです。


4.増毛後のお手入れ方法


「増毛はメンテナンスが大変」とよく聞きますが、実はお手入れ次第で仕上がりや持ちが大きく変わると言われています。せっかく施術したなら、できるだけ長持ちさせたいですよね。

✅ 定期的なメンテナンスは必須
増毛の種類によって異なりますが、一般的には月に1〜2回のメンテナンスが必要です。
費用の目安は1回あたり1万円前後。結毛法や編み込み法の場合、自毛の伸びにあわせて調整が必要になります。


<自宅でのお手入れポイント>

1. 洗髪は“やさしく”が鉄則

ゴシゴシ洗いやタオルでの強い摩擦はNG。特に結毛タイプの増毛では、強くこすると人工毛が抜けたり結び目がほどける原因になります。

タオルで“トントン”と押すように水分を吸い取るのがポイントです。


2. シャンプー選びは慎重に

増毛後は、頭皮への刺激が少ないシャンプーを選びましょう。
特にスプレー式増毛などの場合は、アミノ酸系シャンプーがやさしくておすすめです。
一方、編み込み法や接着法では素材との相性があるため、専門家に相談のうえで選ぶのがベストです。

3. ブラッシングは専用ブラシで
摩擦や引っかかりによるダメージを避けるためにも、増毛用にすすめられた専用ブラシを使用しましょう。


5.まとめ

増毛は、育毛や発毛よりも即効性があり、植毛よりも手軽でコストを抑えられるのが大きな魅力です。代表的な「結毛法」をはじめ、人工毛を使った増毛法はさまざまあり、髪の悩みに応じて選ぶことができます。

ただし、どの方法も定期的なメンテナンスが必要であり、自宅でのケアとサロンでのプロのサポートが欠かせません。

メリットも多い一方で、費用や手間、頭皮への負担などの注意点も存在します。
だからこそ、「自分に合った方法」を見極めるために、まずは信頼できる専門家に相談するのが安心です。

髪のボリュームが整うと、気持ちまで前向きになれるもの。自然に、そして自分らしく髪のおしゃれを楽しめるよう、無理のない形で増毛を取り入れてみてはいかがでしょうか?


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