湯シャンは薄毛にいいの?頭皮にやさしい洗髪法のメリットと注意点
最近よく耳にする「湯シャン」。
シャンプーを使わず、お湯だけで髪や頭皮を洗うという方法です。
ナチュラル志向の方や有名人が実践していることでも話題になりましたよね。
とはいえ、「お湯だけでちゃんと洗えるの?」「ベタついたり、臭くなったりしないの?」といった不安もつきもの。
この記事では、湯シャンが頭皮や髪に与える影響や、正しいやり方、向いている人・そうでない人の違いなどを、やさしく解説していきます。
この記事はこんな方におすすめです
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シャンプーの刺激が気になっている
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頭皮が乾燥しやすく、敏感肌ぎみ
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抜け毛や薄毛が気になり始めた
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湯シャンに興味はあるけど不安もある
目次
1. 湯シャンとは?お湯だけで洗うってどういうこと?
湯シャンとは、シャンプーやトリートメントを使わず、お湯だけで髪や頭皮を洗う洗髪方法のこと。
シャンプーを使うのが当たり前になっている現代では、ちょっと驚かれるかもしれませんが、 実際、お湯だけでも皮脂やホコリ、汗などの「水溶性の汚れ」はある程度落とすことができるとされています。
とくに40℃前後のぬるま湯で丁寧に洗えば、シャンプーほどではないにしろ、頭皮を清潔に保つことは可能です。
実際、湯シャンを実践している人の中には、髪の調子が良くなった・頭皮がかゆくなくなったという声もある一方で、ベタつきやにおいが気になってやめた、という人も少なくありません。
だからこそ、「正しいやり方」を知っておくことがとても大切なんです。
2. 湯シャンで得られるメリットと気になる注意点
◆メリット
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頭皮への刺激が少ない
シャンプーに含まれる界面活性剤などの成分が苦手な人には、刺激の少ない洗髪法になります。 -
皮脂のバランスを保ちやすい
洗いすぎによる皮脂の過剰分泌を防ぎ、頭皮の常在菌バランスを整えるきっかけにも。 -
コストがかからない
シャンプーやトリートメントが不要になるため、お財布にもやさしいです。
◆注意点
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整髪料が落ちにくい
ワックスやスプレーを使っていると湯シャンでは落としきれず、汚れが残ることも。 -
慣れるまではベタつきやニオイが気になることも
湯シャンを始めた直後は、皮脂分泌の調整が追いつかず、ベタつきを感じる場合があります。 -
丁寧なケアが必要
シャンプーに頼らない分、ブラッシングやマッサージなど“手間をかけたケア”が欠かせません。
湯シャンは「ただお湯で流すだけ」では不十分。
効果を感じるには、丁寧な手順と習慣化がカギになります。
3. 正しい湯シャンのやり方|5ステップで紹介
① ブラッシングで汚れを浮かす
シャンプー前と同じように、乾いた状態でしっかりブラッシング。
髪のホコリや皮脂、スタイリング剤を浮かせる準備です。
毛の多い方やロングヘアの方には、スカルプブラシの使用もおすすめです。
② ぬるま湯でじっくり洗う
湯温は38〜40℃くらい。
指の腹でやさしく頭皮を動かすように洗いましょう。
爪を立てたりゴシゴシこするのはNGです。
③ 丁寧にタオルドライ
頭皮をマッサージするように、優しく水分を吸収。
毛先は小分けにして、タオルでパンパンと叩くように乾かすと傷みにくいです。
④ ドライヤーでしっかり乾かす
生乾きはかゆみやニオイのもとに。
20〜30cm離して、温風と冷風をうまく使いながら、手早く乾かしましょう。
⑤ ヘアケア剤は控えめに
せっかくの湯シャンも、整髪料やトリートメントを多用すると頭皮に負担が。
使用する場合は成分や使用量に気を配りましょう。
4. 湯シャンが向いている人・向いていない人
◆湯シャンが向いているのは…
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頭皮が乾燥気味で、シャンプーに刺激を感じやすい方
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整髪料などをあまり使わないナチュラル派の方
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丁寧なケアを続けられる、時間に余裕のある方
◆向いていないのは…
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整髪料をしっかり使う方(落としきれず汚れが残る可能性)
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湯シャンの工程を丁寧に行う時間が取りづらい方
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皮脂の分泌が多く、ベタつきやすい方(湯シャンでは改善しづらい場合あり)
湯シャンが合わないと感じる方には、アミノ酸系のシャンプーや低刺激処方のシャンプーを活用してみるのも一つの方法です。
大切なのは、自分に合った方法を見つけて、頭皮に無理のないケアを続けていくことです。
5. まとめ|大切なのは「自分に合っているかどうか」
湯シャンは、頭皮への刺激を抑えたい人にとって魅力的な方法のひとつ。
特に、乾燥肌・敏感肌・シャンプーの洗浄力が気になる方には、やさしい選択肢となるかもしれません。
ただし、すべての人に合うわけではなく、体質や生活習慣、髪のスタイリング状況によっては注意が必要です。
まずは数日に1回から試してみる、という取り入れ方もおすすめ。
無理せず、自分のペースで「頭皮と髪にやさしい洗い方」を見つけていきましょう。
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